背筋ピーン!では腰痛、肩こりは改善しない!

【姿勢にまつわる”あるある”な会話】

「肩こりひどいの・・
猫背だからね。」

「うちの子怪我多いんですよね~。
猫背だからかな~。」

猫背じゃなかったら
もっと若く見えるのにな~。」

このような会話をされる方に
良い姿勢を作ってみてください。と
お伝えすると
ほぼ100%の方が

画像1

画像2

このような背筋ピーン!
姿勢をされます。

俗にいう「きょうつけ」姿勢です。

この記事をご覧のあなたは
この姿勢を良い姿勢と思いますか?

この「きょうつけ」姿勢は
私達の頭に幼少期から植え付けられた
良い姿勢ですが
この「きょうつけ」教育こそが
私達の体に不調をもたらす
1つの原因となっているかもしれません。

なんと悲しい・・・

【背筋ピーン!は良い姿勢ではない】

それでは次の背骨の写真を
見ていきましょう。

頭蓋骨と背骨です。

画像3

上の水色が首の背骨
真ん中のオレンジが胸の背骨
下の水色が腰の背骨ですが
オレンジの部分
胸の背骨が丸くなっている事が
分かりますね!

そうなんです。
胸の背骨は構造上
丸くていい場所なのです。

むしろ
丸くなった方が
良い場所なのです。

ですので
良い姿勢をとろうと思い
背筋をピーン!としてしまい
本来丸いはずの背骨を
反ってしまうこと
基本、構造上無理が
生じることになるのです。

無理が多少生じても
痛みが出なければなんら
問題ありませんが
そうは問屋が卸しません。

【背骨の弯曲と衝撃吸収力】

背骨が「反っている」
もしくは
「丸くなっている」のような
背骨のカーブのことを弯曲といいます。

そして
この弯曲数によって
背骨が持つ衝撃吸収力
決定します。

もちろん衝撃吸収力が
高ければ高いほど
体への負担は減るので
これだけでも弯曲の
重要性がうかがえます。

ちなみに衝撃吸収力は
衝撃吸収力=(弯曲)²+1という
数式で表されます。

つまり
3つの弯曲がある
理想の背骨の場合は

衝撃吸収力=()²+1=10となり

弯曲が1つしかない
衝撃吸収力=()²+1=となります。

「3つの弯曲:1つの弯曲=10:2」

なんと5倍の差!

ここまでの内容で
十分に弯曲の重要性が
理解できると思いますが
背筋ピーン!の弊害は
衝撃吸収力だけではありません。

本来丸くあるべき背骨を反る事で
本来持っている背骨の動きも
失われていきます。

背筋ピーン!は本当に
やめてください。

しかし
ここで・・どんでん返し・・・

【そう私達はシンプルではない】

上の章までは
背筋ピーン!は良くない。
私達の背骨は丸い方が良い!と
訴え続けましたが
ここで一つブレーキをかけなければ
ならない事実を紹介します。

私達の体の作りはそう
シンプルなものではないのです。

というのも

私達の背骨は
首の背骨⇒反る
胸の背骨⇒丸くなる
腰の背骨⇒反る
 というS字のカーブ
描くことが理想と言われていますが
この理想のカーブを描いている人は
500人程度を対象にした調査によると
健康体の方でも32%程度だったそうです。

つまり背筋ピーン!はよくないが
その人の個性として
背骨がまっすくな場合は
許容できますよ!という事です。

これらを踏まえたうえで
背筋ピーン!ではない私たちの
やるべきアプローチは
なんなのでしょうか?

【進化のプロセスをヒントに】

上記問いを答えるためには
進化のプロセスを持ち出すことで
とっても整合性のある答えが導けます。

私達はどのように
今の背骨の構造を獲得したのでしょうか?

ちなみに背骨の
S字カーブ構造を持っているのは
私達ヒトだけです。

腰の反りに関しては
ヒト以外
どんな生物も持っていません。

ヒトとそれ以外の
哺乳動物の決定的な違いは
何でしょうか?

これを考えると
背筋ピーン!に変わる
私達の良い姿勢の作り方が
見えてくると思います。

もうお分かりですね!

度々登場のこの理論!

重力に抗して
直立することによって
今の背骨の構造を獲得したのです。

個人差はあれども
それぞれが理想的な姿勢を
獲得し不調をへらすためには

重力に抗する事

つまり軸を伸ばす事が大切なのです。

私達の体は
けっして背筋をピーン!と
する事ではなく
軸を伸ばす事で
背骨はそれぞれの
理想のラインに近づいていくのです。

【ピラティスを実践しよう!】

今回の実践編に関しては
過去記事の守備範囲になってきますので
ここに紹介していきます。

軸を伸ばす時に
背筋ピーン!にならないためにも
まず背中を緩めましょう。

腰痛編ではありますが
軸の伸長力を強化する
エクササイズが連投されています!

【まとめ】

背筋ピーン!がなぜNGなのか?
そして
不調の少ない理想の背骨のラインを
獲得するために大切なことは
ご理解頂けたでしょうか?

本日より
背筋ピーン!はなるべく禁じて
重力方向に向かって
体を引き上げましょう!

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