【FRピラティスの効果を高めるために感覚というフワフワしたものを理解しましょう。】
「感覚は大切!」というフレーズを
e-Lifeや整骨院で
お伝えしていますが
どうもこの「感覚」というフレーズ
今一つしっくりこられていない方が
おおいようです。
確かにフワフワとしやすい
この感覚という言葉ですが
身体を変化させるためには
とっても大切な事なのです。
というのも
身体を動かす事は
上のスライドのように
感覚器で感覚(情報)を得ることから
はじまるからです。
運動がおこるまでの
プロセスは
感覚器➡神経➡脳➡神経➡筋肉➡骨➡運動!!
このような流れであり
感覚器で得られる
感覚(情報)こそが動きを決めるといっても
過言でありません!
このような理由から
感覚(感覚器)を理解する事が
いい動き(運動)を
得るためにとても大切な事だと
ご理解頂けると思います。
そこで本日の記事では
身体を変えるために大切な
今はフワフワしているであろう
「感覚(感覚器)」を紐解いて
説明していこうと思います。
【感覚’(感覚器)とは?】
この質問を数日前に
患者さんにしましたが
「頭でつくったもの」
「なんとなく感じるもの」など
本当に漠然とした
答えが返ってきました。
一般的にはこのような
曖昧な解釈なのでしょう・・
※一般的という言葉も曖昧ですが
正確に堅苦しい言葉を使って
感覚を説明すると
感覚器で得た感覚(情報)を
脳に伝えて
脳が処理して生み出した意識
??????
いや~自分で上の表現を
見返しても
難解な言葉ですね。
ここで押さえておきたい
感覚におけるポイントが次の2つ・・・
感覚とは感覚器という
センサーによって
情報を得てから生まれるもので
けっして漠然としたものではない。
また脳だけで作り上げたものではない。
感覚も
筋肉といっしょで
繰り返された感覚は
その感覚を得るための回路が強化され
鍛えられる
この2つを踏まえると・・
適切な感覚(情報)を
感覚器に届けてあげれば
オートマティックにいい動きが
促され
それを繰り返す事で
いい動きが育まれる事が
いえると思います。
もちろん!
これは
姿勢にも当てはまる事です。
それは姿勢とは
重力に対抗して体を
上に伸ばす運動(動き)だからです。
ここまで文章を読み進めて
きてまだピン!と来ない方も
いらっしゃる事でしょう。
特に感覚=五感という
概念をお持ちの方は・・
ここから感覚の学びの真髄です。
感覚とはどんなものか
具体的に学んでいきましょう。
感覚の説明は難しいがもうひと踏ん張り!
【私達はどんな感覚器でどんな感覚を得ているの?】
この質問に対して
よく出てくる感覚器の答えが
目、耳、口、鼻、皮膚に代表される
五感でしょう!
ちなみに私達は
進化の過程の中で
近くの情報を得るだけでなく
より遠くの情報を得るために
目や鼻を進化させました。
ちょっと余談ですが・・・
目の進化によって
遠くに存在するマンモスなどを
発見できるように
なったんですよね。
この遠くの情報を得る
感覚器を遠隔受容器といいますが
現在私達は
目などの遠隔受容器を
思いっきり近くのスマホからの
情報を得るために
使っていますね。
そりゃ身体が
おかしくなるわけですよ・・・
そしてここからが大切。
【感覚器とは五感だけではない!】
上で挙げた五感だけが
感覚器ではございません。
五感(感覚器)から得られる感覚は
特殊感覚という感覚に分類されますが
他にも
体性感覚、内臓感覚という部類の
感覚があります。
もちろんこれらを感じる
感覚器がございます。
内臓感覚は本日のお題から
ちょっと遠いので本日は
割愛します。
【体性感覚を理解しよう!!】
それでは本日一番伝えたい
体性感覚について
最後に話をして終わりにしようと思います。
この体性感覚こそが
ピラティスで鍛えたい感覚であり
ピラティスを実践している方には
ここの理解をとってもして欲しいのです。
では早速!
体性感覚は
・表在感覚
・深部感覚に分類されます。
表在感覚とは?
温度を感じる感覚や
触られたことを感じる触覚など
表在感覚に関しては
イメージしやすいですよね。
熱い、冷たい、触られている
このような感覚を表在感覚と言います。
そして次が本日のメインイベント!
深部感覚です。
深部感覚とは?
・手足や身体部位、位置を感じる感覚
・関節の運動する方向や速度を感知する感覚
・物体の重量を感知する感覚
・身体に加わる抵抗を感じる感覚
・身体に加わる振動を感知する感覚
初めてこの知識を見た方は
特にびっくりしませんか?
私達が何気なく
今動かしている手や
立っている足などの中には
センサーがあり
絶えず
位置情報や速度、抵抗、振動などを
脳に送っているのです。
だから私達は
ペットボトルを持つことが
できますし
スマホを触る事もできます。
歩く事もできますし
走る事もできます。
ボールを投げる事もできますし
ボールを蹴る事もできるのです。
しかしながら・・・
現代社会に生きる私達は
この深部感覚を衰えさせています。
その理由は・・・
怠惰な生活を加速させる
文明の発達が原因で
運動不足に陥り
そして
運動の多様性が失われたからです。
自分の位置が分からない・・
自分の向かっている方向が分からない・・
振動を感じる能力が弱い・・
抵抗を正確に感じられない・・・
このような身体の状態で
重力を感じて
軸の伸びたいい姿勢を作る事が
できるでしょうか?
効率の良い
ストレスの少ない動きは
できるでしょうか?
否!
できないと思います。
だからこそ私達は
意識的にこの体性感覚を
育む必要があると思うのです。
【まとめ】
いかがでしょうか?
感覚器を鍛える事
いい感覚を身体に入れる事の
重要性が理解できましたか?
それでは感覚を鍛える事の
重要性を噛みしめながら
この記事をお読み頂き
実践してくださいね。
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